2016年7月20日水曜日

8/4/16 【学園だよりに講座記事が掲載‼】

残暑お見舞い申し上げます!
西カナダも先週は眠れないほど暑かったです~

 
今回は学校機関紙『伸楽だより』に掲載された
アート・セラピーの講座の記事をご紹介。

心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
 
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石川県の伸楽ひふみ学園の学校発行の『伸楽だより』の
最新号:第18号が発刊されました。

伸楽ひふみ学園とはどのような
学校なのでしょうか?

発達障がいの生徒を対象に立ち上げた、
個別教育の学校です。

もともとIQが高い子が多い発達障がいの生徒に
対応させるため、時間割や学習スタイルなど
それぞれに合わせた個別指導型の
進学プログラムを充実させました。

障がいの有無にかかわらず多くの生徒が
この多様な教育システムに魅力を感じ、
伸楽ひふみ学園 は選ばれています。 」

 ↑同学園ウェブサイトより抜粋
 

「押しつけられたり、しなければならないから
いやいや学んだりするのではなく、
一人ひとりが学ぶ意味を見つけ出し、
喜びの中で輝き成長する教育、
それを目指す考え方です。

伸楽ひふみ学園はこの伸楽の考え方に基づいた、

小中学生のひふみ塾・中等部・高校
(通信制課程)の学習支援センター・大学
(通信制課程)のサテライトカレッジ・就労支援
のためのNPO 団体を併せ持つ
総合学園です。」

 ↑『伸楽だより』より抜粋


同学園で、私が講師を務めさせていただいて、

去る5月13()13:30-16:00に 
伸楽ひふみ学園生徒対象講座
アート・ワークで自己肯定感アップ

514()9:00-12:00
伸楽ひふみ学園生徒支援者対象講座
アート・セラピーと発達障害:カナダの療育の現場から

が開催されました。

嬉しいことに、両講座のもようが、
  『伸楽だより』の最新号:第18号
に掲載されました。

ただいま、伸楽ひふみ学園で配布中!

バックナンバーはこちらのURLからご覧いただけます。
http://jaa-nkssc.main.jp/

以下は、上記の講座の記事の抜粋です。
一足早くこのブログでご紹介させて頂きます!
 
アンケートに参加者の皆さんより希望に満ちたご感想を頂きました。  
伸楽ひふみ学園開催の生徒支援者対象講座参加者の方々と。
カナダの集合写真でよく撮る「変顔}バージョンです(笑)

来年も同学園でアート・セラピーの講座開催を予定して頂いております。

カナダの学校で臨床している発達障害の生徒向けのアート・セラピーや、
生徒支援者向けの講座を、同学園で開催させていきます。

ご興味をお持ちの方は、以下までご連絡をお願い致します。

上原英子:art4therapy@gmail.com



7/19/16 【書道:カナダでは、どんな文字が人気?】

今夏のカナダBC州は、お天気がぐずつきがちで未だ暑く
なっていないので、空(から)夏という感じです。

 
画数が多い「亀」にチャレンジした男子に拍手!

心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
 
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地元図書館の夏の催しの一環で、先週は折り紙セッションを
2クラス開催。

そして、今週は9歳以上を対象に書道のクラスを催しました。

 
参加者は16名でしたが、
「え~っ9歳?どう見ても幼すぎる」
っていうお子さんも混じっていました。 

さすが、ルールを守らなくてもOKのカナダらしい~


カナダのお子さんは生き物が好きなので、
書道で書いてみたい文字も生き物のリクエストばかり~
 
今回のお手本は、羊、犬、鹿、豚、馬、兎などの家畜系の動物。
象形文字と漢字を合わせるゲームでスタートしました。

段々と自分が書いてみたい生き物の名前をお手本に書いて欲しいと
私の前に列ができ始めました。
 
 ペンギンの漢字は知らないので、カタカナ書きで。

カナダも好みは犬派と猫派に分かれます。
「猫」を書いてのリクエストが何人かから来ました。
 
 書道を教えるとお子さんが知りたがるのが「龍」



中高生も参加していたグループ
小学生のグループには男子もいました。
おばあちゃんが大好きな弟君と、羊が好きなお姉ちゃんが兄弟参加。
 
気に入った自作の作品を手に、
「寿司~!」
の合図でポーズした集合写真。

途中で帰ってしまったお子さんがいて、全員写っていないのが残念です~

またこのような機会に日本文化をカナダのお子さんたちに
教えたいです!







2016年7月15日金曜日

7/14/16 【こんな折紙もあり?】

学校が休みになると地元図書館ではさまざまなプログラムが催されます。
 
みんなが手に持っているのは折り紙で作った〇〇〇〇〇ー〇?

心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
 
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1993に渡加して就いた仕事は、公立校の日本語クラスのアシスタント。

選科の日本語クラスで学習と共に、折り紙や書道などの
文化を教えました。

その仕事を退いてからも学校や図書館、学童保育所などから
頼まれると、 折り紙や書道などを教えに行きます。

夏らしいテーマの折り紙は既にいろいろ教えているので、
リピの参加者でも楽しめるものをリサーチしました。 

9歳以上対象のクラスは、こんなのにしました~
 
ソフトクリームとストロー付きジュースのグラス

ちょっと難しいかもと思いつつ、まずはストローから始めました。


こより状に折った紙に両面ともテープを貼ります。
お手伝いのママが付いているお子さんもいました。 

 
ジュースのグラス本体を作り始めました。


次はみんなの待望のソフトクリームで~す


 
コーンの部分を折ったら、次はソフトクリーム部分です。


 
できた~っ!

この後、パクパクっと口が動く恐竜の頭と、カエルも作りました~
 
右端の男子、気分がハイになってました~(笑)

 
ある男子の作品。黒いカエルが虫みたいに見えました。

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2日前には8歳までのお子さん対象の折り紙教室が
同じ図書館で催されました。


15人も参加したので、教えて、直して回って、で大忙し~ 
一段階ずつ参加者に見せながら説明して進めていきます。
 
今日折った4つの作品を紙に貼ってデコレーションしているところ。
 
私が見本に作ったもの
 
それぞれが個性的に作成した完成品~
 
「釣り糸を垂れている船はパイレーツのボートでね…」
彼は独創的なお話を作って私に聴かせてくれました。
  
体力・気力のいる折り紙教室ですが、またこのような機会を
作っていきたいです。
 

2016年7月13日水曜日

7/12/16 【コミュニティー・リーダー賞:メンター部門受賞】

5月10日~7月7日まで帰国して日本でアート・セラピー講座を
開催していました。

お陰様で全38講座と個人セッションをつつがなく終え、
七夕の日に無事、カナダに戻りました。 
 

心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
 
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私が住んでいるカナダ最西のBC州内陸部にあるサーモンアーム市は、
人口17,000あまりで、自然溢れる地域にあります。
 
この町で昨年から地域に対して貢献した人を表彰する
コミュニティー・リーダー賞』が始まりました。
 この賞には10部門あります。
 
私はカナダの母、メリアンさんが推薦して下さり、
この度、10部門の内のメンター(良き指導者)部門で受賞しました。

以下が新聞社からインタビューを受けた時のもようです。
 
 英子さんは、20年以上前にオカナガン・カレッジで英語が第二外国語の生徒のためのクラスの生徒でした。
彼女はそこを出発点として、アドラー大学の大学院を修了するという、素晴らしい学問的な道のりに進みました。

理想的な社会の平等性と民主的な生き方を効果的に達成するために、 
このアドラー心理学は心理的に健康で協力的な個人、夫婦、家族
勇気づける使命があります。

彼女自身の過去が、他者を助け良き指導者のキャリアを選ばせたのです。

上原「私は成長過程で感情的に辛い時代を送ってきました。 
その体験が契機となり、同じような問題を持っている生徒たちを
心的にサポートしようと決心しました」

彼女のケアの元で、多くの心的トラウマや社会性に問題のある生徒たちを含めた若い世代の担い手が影響を受けてきた。

上原「私はアート(絵画造形)・セラピーと、プレイ(遊戯)セラピーを
用いています。
どちらも心理療法の中の表現芸術療法の手法です。
生徒たちはさまざまなオブジェを用いて遊びを楽しみます。
これらの療法は、恐れがなく、そして、言語を用いない方法で
自分の感情を表現する(心的治療)のに役立ちます」

上原はスクール・ディストリクト(教育庁管轄)83と個人開業部門で
心理療法を行っているだけでなく、ボランティアも施している。

サーモンアームの移民局、オカナガン;カレッジの英語が第二外国語の生徒のためのクラス、バスチョン(シニア)センターや、カナダ精神衛生局などでボランティアの経験がある。

上原「生徒たちの心理的な旅の生き証人となることはセラピスト冥利です。
サーモンアームやこの周辺、また、社会にこのような形で貢献できることで自分の素質十分に発揮できていると感じています」

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残念ながら、6月18日の表彰式の日は日本にいたので出席できず、
夫とメリアンさんに列席してもらいました。
私の代りに登壇して表彰されたメリアンさん(右から2番目) 


夫とメリアンさんに表彰のギフトを掲げてもらえて嬉しかったです。

これからも心理療法を通して社会に貢献していきます!